東京五輪の葛西臨海公園で50年ぶりに海水浴解禁!水質や健康への影響は?

千葉県浦安市葛西臨海公園で試験的に海水浴場がオープンしました。

なんと50年ぷりだというのですから驚きです。

この期間は顔を水に浸けて良いのだそうで、江戸前の海水浴場目当ての人で賑わってました。
表紙出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E6%B9%BE

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かつて葛西臨海公園に海水浴場が存在した!

葛西臨海公園は「江戸前」と呼ばれる自然豊かな干潟地帯でした。

 

現在の葛西臨海公園も、都心に残された最後の貴重な動植物たちのオアシスとして機能しています。

詳しい過去記事はコチラ↓

葛西臨海公園を守れ!2020東京オリンピックカヌー計画に署名で反対!

 

葛西臨海公園周辺は、50年以上前は海水浴場というレベルでなく、風景情緒的にも経済的にも遊びスポットとしても重要な役割を担う広大な干潟地帯でした。

 

本来、干潟というのは大変栄養に富んだ肥沃な泥が豊かな生態系を生み、ここ江戸前の魚介類はたいそう美味しかったらしく、高度経済成長期以前は庶民の身近な水産場として栄えました。

 

しかし、1960年代の高度経済成長期に差し掛かり、水質の悪化から魚介類の食用はもちろん遊泳も禁止され、今年まで海水浴場は全滅状態でした。

 

どうして海水浴がこのタイミングで解禁されたのか?

それは2020年に開催される東京オリンピックを睨んでのことでしょう。

 

確かに最悪の水質時代からは若干の回復の兆しは見られます。

 

海水浴期間中は水質が常時モニタリングされ、ふん便性大腸菌群数等計測されますが、まだまだ人が顔を付けられるレベルではないと思います。

 

まぁ、気にしない人は全く気にならないのでしょうけど。

実際、泥水のような海水に喜んで頭から浸かっている人たちを見ると、大丈夫かな?と思ってしまいます。

 

しかし、東京オリンピックが1つのキッカケとなり、たとえ急ピッチでも自然環境の回復へ向けて日本の首都が舵を切ったとなれば、東京湾周辺の環境にさまざまな好影響が起こることが考えられます。

 

東京・千葉・神奈川に住みながら、目の前の豊かな干潟で素朴におじいさんと孫がハゼ釣りを楽しむ。

夏の花火が映る美しい夜の東京湾に気軽に足でも入れて水遊びできたら、日本人の心に宿る陰影を愛する気質も磨かれ、きっといま以上に世界に対して優しくなると思います。

 

東京五輪を通してそんな時代の変化が待っているのなら、私は喜んで税金を収めます。

 

 

 

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