当時世界最大の旧日本海軍潜水艦「伊402」を長崎県五島列島沖で発見

長崎県の五島列島で大戦中一度も戦わずしてアメリカ軍に沈められた世界最大の潜水艦の1隻の残骸が見つかりました。

 

見つかったのは伊402。

今年はあの戦艦武蔵が見つかったアニバーサリーイヤーです。

表紙出典:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150807/k10010182091000.html

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伊402ってどんな船?

旧日本外軍により第二次世界大戦末期に建造された世界最大の潜水艦は伊400型と呼ばれ、全部で3隻ありました。

 

伊402はそのうちの一隻です。

 

全長120メートル、幅15メートル、高さ10メートルもの大きさで、爆撃機を3機も収納することができます。

伊400型は聯合艦隊司令長官、山本五十六の案によるものだとされ、なんとアメリカ本土爆撃構想があったというのです。

 

つまり、当時世界最大の海底空母という扱いの特殊戦力で、戦艦大和や最近発見された戦艦武蔵のように旧日本海軍を象徴するための超大型兵器としての意味合いを持っていました。

 

旧日本海軍にとって潜水艦はいわば切り札のようなものであり、最高軍事機密でした。

 

この伊400型潜水艦には、照準機器にニコンの光学技術をはじめ日本の最先端技術がすべて注ぎ込まれ、正に国家の命運を賭けた船だったのです。

 

伊402には兄弟艇として伊400と伊401が存在しましたが戦線に加わる前に終戦、戦後2隻ともアメリカ軍によりハワイ沖に沈められました。

 

そして伊402は他の潜水艦23隻と共にアメリカ軍により1946年4月に五島列島沖に沈められました。

 

この辺りです。

 

戦後70周年という今年に入って次々に見つかる歴史的重要遺産ですが、先人からの我々現代人に対する何かのメッセージかも知れませんね。

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見つかった長崎県五島列島という土地

伊402は長崎県五島列島沖で見つかりました。

 

私は五島列島と聞くと磯釣りの聖地として特別な思い、憧れがあります。

しかし、伊402が発見されるまでは釣りでいつか訪れたい夢のフィールドという位置付けでしたが、島の沖合すぐのところで旧日本海軍の残骸が見つかったことによって、今後は複雑な感情を抱かずにはいられないでしょう。

 

現在の平和な日本の大海原の底には、大戦中の傷跡が生々しく刻まれているのですから。

 

いずれ五島列島で磯釣りをする時に、私は70年という時を越えた過去の遺産からのメッセージを、釣りをしながら受信しているのかも知れません。

 

 

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