釣り人が面白いと感じる磯竿は欠点のあるロッド。それはシマノのロッドだった【悩ましき磯竿選び③】

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前回まで磯竿選びの面白さと難しさを色々と語ってきましたが、ここで改めて「面白い磯竿」というのはなぜ面白いのかという事についてまとめに入りたいと思います。

 

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面白い竿はなぜ面白いのか?

アペルトも紫電も大島も、竿というものはそれまで静かだった「安定している状態」から魚が掛かると「不安定な状態」に一気に突撃します。そしてその不安定な状態を魚が捕れるギリギリのラインで最も危うく上手に最大限に表現することができる竿が、釣り人が「面白い」と感じることのできる竿なのではないでしょうか?

この特性はもっといえば「やり取りの上で欠点のある竿」ということになります。つまりいわゆる魚を「獲る」性能を完璧に極めた竿は使っていて面白くないという仮説が成り立ちます。

 

私は今までファイト中の面白さを決めるのは、まずはラインの伝達能力の高さ、そして次が竿の感度の良さだと思っていました。魚信はラインがガイドに伝わって竿に届きます(リールが先という人もいます)から。竿の感度が良ければ手元に魚の衝撃が良く伝わり楽しい竿だという認識になるのだと思っていたのです。

でもどうやらそう話は簡単では無いらしく、前回記事でも触れましたが今の私の疑問点もしくはモヤモヤポイントをシンプルに言ってしまえば魚とのやり取りを楽しむ上で感度などどうでもよい要素なんじゃないか?ということになってしまいます。

 

普通竿は感度が高いものが評価される傾向にあります。これはバス釣りなどをやったことがある人なら分かると思いますが、感度の良いロッドと感度の悪いロッドでは明らかにルアー操作に差が出ます。水底の状況やルアーの起こす波動、魚の当たりなどなど。でも考えてみたら感度の良い悪いでファイト中の面白さ、感動が左右されることは無かったのです。

さすがに何十年も前の腰が抜けたヘナヘナグラスロッドではダルすぎてつまらないということはありましたが、今普通に売られているカーボンルアーロッドなら基本どんなロッドでも楽しいと感じます。

例えば管釣りルアーのスーパーウルトラライトなどのトラウトロッドはフニャフニャの胴調子です。特にスプーンを使用するスプーニングロッドなんかはその傾向が強いですね。そして極細ナイロンラインを使いますから凄く伸びるので魚の振動もさほど伝わりません。つまりタックル全体の感度は劣悪です。でも魚を掛けると非常にエキサイトします。ロッド全体がガクンガクンいって楽しいのです。

 

そうかと思えばカーボン製のシーバスロッドでメバルを釣ると感触が鈍すぎて恐ろしくつまらないなど限界はありますし、メバルはのべ竿で釣ったときの小気味良い引きが面白いものです。

別の話ではシマノのいわゆる万能竿2号(ホリデー磯やランドメイト)+PEラインなどで行うチョイ投げはダイレクトで楽しいですが、この竿でウキフカセしても竿が強くて面白くありませんし、ライトカゴ釣りなどでソーダカツオ釣ってもただただ重い引きなので面白くはありません。キスの投げ釣りなどは魚に対し道具が勝ち過ぎてますからファイトも何もありません。

 

このように魚とのやりとりで楽しいと感じる要素は様々です。道具が魚よりも弱ければ良いのでしょうか?しかしこの理屈が通るのなら紫電1号は楽しいはずです。でも現実はただただ重い引きです。エキサイトしません。やはり長い竿は総じて鈍くてつまらないのか?という仮説はアペルトが52であったことを考えると成り立ちません。

本当に一時期、私はこの課題で頭を悩ませすぎてメジナのウキフカセ釣りが嫌いになりかけたことがあります。だって答えを出さないと釣りを楽しめない。どの竿を買えば良いのか分からない。せっかく苦労して掛けたメジナをつまらないと言い捨てたらメジナだってそりゃ怒るだろう…。

 

最高に面白い磯竿を求めて…

一日中プライベートで使うならダルダルした竿やひどく持ち重りする竿、ケバ過ぎるデザインの竿は嫌です。

紫電はダルダルなんでしょうか?いいえ、反発力に優れたカーボンを使用したよくできた磯竿です。だから1号でも30~40cmくらいのメジナならばパワー不足を感じることはありません。引きに耐えていると魚が浮いてくるのですから。そのパワーは30cmぐらいなら時に竿溜めしているだけで魚が水面から飛び出してしまうほどです。トーナメントシリーズなんかはもっとすごいのでしょうか?

ダイワの竿は昔から「柔」と言われていました。柔よく剛を制すの柔ですね。大してシマノの竿は硬めという評価で、ダイコーは粘り、がまかつは負荷に応じて変化するアクティブサスというイメージですね。面白い磯竿が欲しかった私はよく曲がりそうなダイワの竿を好んで購入していたのですが、ふと気がつくと私が魚とのやり取りが面白いと感じた竿は全てシマノの磯竿だったのです。

ダイワの竿の伝統調子は胴の粘りで魚に余計な刺激を与えずにキャッチ率の向上を狙ったものだと思います。だからきっと竿全体のバランスが良いのでしょうね。でもそれは魚からの多くの衝撃を竿で吸収してしまっているということでもあります。そして私が磯竿に求めているのはこの真逆の性能です。

 

シマノの黒鯛ロッドである鱗海シリーズなんかは竿が満月を描く見事な胴調子でファンが沢山います。だからシマノの竿はバランスが悪いということは無いのでしょうけど、理屈抜きで釣っていて面白い。これは事実です。もちろん釣り人が100人いれば100通りの楽しさの基準があると思いますが、少なくとも私は大好きなダイワ軍勢よりもシマノ軍勢の方が結果的に好みだったということになります。

じゃあシマノの磯竿を…となるのですが、いかんせんシマノ製のメジナ竿はあまりデザインが好みではないのです。BB-Xは派手すぎるホワイトカラーですし、他の竿はやたらと赤やオレンジが多い印象ですね。確かに磯竿は黒+赤が鉄板のおっさん人気ですから仕方ないとは思いますが一辺倒過ぎますし、黒赤おっさんカラーはがまかつだけで良い気がしますけどねぇ。

昔は青や紫、緑や茶色などもうちょっと渋めで個性豊かだった気がします。一時シマノが取り組んでいたオリエンタルアーツ(渋い装飾)なんかはとても良かったと思います。このセンスは地味でノスタルジックな三浦の磯によく合い気分を逆に盛り上げてくれました。日本を象徴する色は黒と赤と金ですから、シマノに限らず最近の釣具メーカーの磯竿カラーチョイスはこの辺の事情もおっさん連中の心くすぐる権威性としてからんでいるのかもしれません。

 

次買うのならかろうじて極翔高調黒鯛あたりが良さ気ですかね。また、今ダイワではDXRという釣り味を追求した磯竿が存在しますから、今度はその竿でウキフカセを楽しんでみたいものです。

あ~、悩みは尽きず。いっそのことメーカーのテスターにでもなって毎日磯竿を色々釣り比べてみたいですねぇ。だからやっぱり海の側に住みたいです。

 

 

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