すだれの文化はおしゃれなカーテン?風通し効果と室内外温度

暑い時期に活躍する日本伝統の日除「すだれ」。
当たり前過ぎる存在ですが、ふとした時に感じる静寂、侘び寂びの香りをもつ「すだれ」にクローズアップしました。

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Contents

すだれとは?

すだれは「簾」と書きます。
古くから日除けやパーティション、虫よけとしての機能を持ち、夏の風物詩として私たち日本人に愛用されてきました。

起源・文化は?

大変古く、その期限は奈良時代まで遡るようです。
あの「万葉集」でも季語として詠われており、少なくとも1300年の歴史を持つ日用品です。
日本料理店や、景色の美しいところには風流さを感じさせながら機能面も果たすメインの外掛け道具として今も現役で使われています。

風通しと温度は?

すだれは遮光性を保ちながら風を通すため夏の使用に最適で、天然素材のために目にも優しく清涼感があります。

実際の効果もすだれをまどの外に付けた場合、室内温度が5℃も下がるなど熱対策ツールとして非常に優秀です。

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すだれが日本人の心打つ訳とは?

すだれは、カーテンなどの便利なものがあるのにどうしてホームセンターなどで盛んに販売されているのでしょうか?
それはすだれの持つ独特の風合いが日本の情景にとてもよくマッチしていることから、見ているだけで気分が和む点が挙げられます。

すだれの色、香りは?

色の表現も「抹茶」や「くるみ」「ヨシ」など日本的な名前が付けられていることが多く商品選択を楽しむことができます。
すだれ自体にはほとんど香りはありませんが、畳やゴザの香りと相性が良いので空間に一体感を生み出すことができますね。

おしゃれとしてのすだれ

最近では若い人たちの「和モダン」ブームに乗ってすだれが再び脚光を浴びました。

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構造がシンプルで日本人のDNAの深くに刺さる清々しさは、ハイセンスなインテリア、エクステリアとしてもコーディネートしやすくデザイナーたちも好んで使っていたりします。
和モダンというとハイカラな感じがしますが、やはり「和」の持つ空気は落ち着くものです。

すだれは強いです

レースやドレープといったカーテンの機能性には敵わないはずなのに、今日まで販売されてきた「すだれ」はもはや日本人に僅かに残された情緒を楽しむための「風景思い出しツール」なのかもしれません。
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京都が日本人の心のふるさとであるように、すだれもまた時代を超えて多くのひとの心を掴み、今後も私たちの側で暮らしを支えてくれる身近な存在であり続けるのではないでしょうか。

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