10月の神無月と出雲大社の神在月の意味 縁結び祭りがぜんざいの由来!

10月は神無月ですよね。
日本における旧暦10月のもう一つの呼び名です。
毎年10月になると全国の八百万の神様達が島根県の出雲大社へ集結し、大会議を開くことから各地で神の不在の月、つまり神無月と言われるようになったのは有名ですが、出雲大社では「神在月」と呼ぶこと、知ってました?
日本の神話のルーツとされる神々の聖地、出雲。
長い間自然と共生して生きてきた、私たち日本人を形作るキッカケとなったこの地に注目してみたいと思います。
スポンサーリンク
神々の集結する地、出雲
日本に多く存在する神話の数々は、日本書紀、古事記、それに各地に散らばる伝記書や風土記によって記録されていたものが今日まで語り継がれてきたものです。
そんな神話の中でもイザナギとイザナミによる「国生み」の話はポピュラーですよね。
イザナギとイザナミの逃走劇により三柱神と呼ばれる天照大御神(アマテラスオオミカミ)、月読命(ツクヨミ)、建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)=スサノオが生まれたのは神話のなかでも代表格です。
そして出雲地方は神話のふるさととも言えます。
10月は神様たちが出雲に集結し大切なことを決める会議を開くそうですが、神のいる月だから「神在月」と呼ぶのだそうで、このようなスタイルを取る地は他にも日本各地に点在します。
出雲大社では神在祭が開かれ、そこで神様による男女の契(国生み)が交わされることから縁結びに良いとして縁結び参拝が定着するようになりました。
なお、神在祭では「神在餅(じんざいもち」と呼ばれるお餅を振舞っていました。
その「じんざい」が出雲弁でなまり「ぜんざい」となり京都に伝わったのだそうです。
今では何処の甘味処でもみかける「ぜんざい」は出雲が発祥の地だったんですね。
そんなに神聖な食べ物だったとは。
今度神々に思いを寄せながら、ありがたくいただこうかと思います。
出典:https://www.izumo-kankou.gr.jp/1275
スポンサーリンク
神話と神社と私
私の母は巫女さんでした。
つまり爺さんが神社の宮司でした。
幼いころ、親の里帰りで、毎年山形の自然豊かな大地や爺さんの神社でずっと遊んでいました。
夏休みは生き物達の宝庫で、セミやバッタや蝶々、トカゲに蛇にカエル、それに大好きだったオニヤンマなども沢山いました。
私にとって光の空間でした。
神社の祭り神は「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」でしたので、もしかしたら私をずっと高天原から照らしてくれていたのかもしれませんね。
神社はずっと身近な存在でしたので、神話にも興味がありました。
スサノオや勾玉といったキーワードを聞くだけで、魂の奥底が何かの鼓動を受けるようです。
この感覚は日本人にしかわからないかも知れません。
そして何の因果か私は10月生まれです。
だから今度10月に出雲大社に参拝に行こうと思っています。
(今まで一度も訪れたことが無いのです)
そこに人生のヒントとなるなにかが待っているかも知れません。
関連記事です
自然探検☆水の惑星アウトドア紀行
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。