世界一受けたい授業で人間の脳を3Dプリンターで再現 医療現場が変わる!

世界一受けたい授業で3Dプリンターを使った脳のモデルが紹介されていました。
今医療現場では熱い視線を浴びているものです。
私は本業で3Dプリンターを使うことがありますけれども、ここまでハイレベルなモデルを作れるものは数千万~数億円します。
そんな3Dプリンターに迫ります。
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3Dプリンターとは?
3Dプリンターとは読んで字のごとく、3Dにモデルを印刷することができる機械です。
製造業の世界ではもう何年も前からありましたが、去年から一気に広まりました。
それは機械の飛躍的な精度向上もありますが、ほんとの理由はアメリカのオバマ政策の一環です。
3Dプリンターで一儲けしようということですね。笑
まぁ3Dプリンターというのは今までも、そしてこれからも製造の覇権をあと一歩のところで握ることができない歯がゆい存在です。
通常、何かを作るときは工作機械が材料を刃物で削り、整形します。
量産するときは金型という金属の型を削りだし、その中に溶けた樹脂を流し込んで固め量産します。
これらが製造の基本工程なのですが、刃物で削る以上どうしても角度的に刃物が入らないところや届かないところが出てきます。
そんな限界を軽く超えてくるのが3Dプリンターなんです。
プリンターですから角度とか関係なしにどんな形でも整形でき、最初から色分けまで可能です。
しかし3Dプリンターは層を積み重ねていくミルフィーユのような成形法なので、どうしても肌が荒いのです。
整形に時間が掛かるのも欠点です。
だからまだまだ工作機械の後ろに位置しているのですが、3Dプリンターにしかできない事があります。
それは医療分野です。
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3Dプリンターが医療の世界を変える!
世界一受けたい授業の番組内では、出演者の脳みそを3Dプリンターでモデル化したモノが紹介されていました。
つまり人間の臓器を完璧なまでにモデル化できるのです。
プリンターですから透明なモデルも作れるため、中身もよく確認することができます。
これはオペ前の医者がリハーサルをやるのにうってつけで、手術の成功確率がアップし、手術時間も短縮されるという素晴らしい技術です。
更に凄いのが「人工骨」の存在です。
これは硫酸カルシウムというものを材料に使い、骨折などした患者の患部に合わせたカタチの人工骨を3Dプリンターで整形し、オペで体内に埋め込みます。
その人工骨は、そのうちほんとに体の骨の一部になるという画期的技術です。
これはすごいことです。
手術時間も回復までの時間も短縮され、医療界の現場に革新的な変化をもたらしました。
今3Dプリンターの市場では人口耳や人工肝臓、人口皮膚などさまざまな人工人間パーツ作りに燃えています。
近い将来、3Dプリンターで作られた臓器で病気が治る日が来るかもしれませんね。
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