ダイワシーバスロッド選び 昔から変わらない7つのポイント!

ロッドといえばダイワ。釣り人の間では昔からそう言われてきました。
もしあなたが海でルアーフィッシングを楽しみたい!そうなったとき必ず購入を考える候補に上がるロッドが「シーバスロッド」です。
今回は釣り具メーカー最大手でありロッド作りのエキスパートでもあるダイワのシーバスロッドラインナップからあなたに最適なロッドを選ぶための、昔から変わらない不変の7つのポイントをお伝えします。
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Contents
ダイワのシーバスロッドの特徴
ダイワというメーカーはシーバスロッドでも磯竿でも、基本的に粘りを重視する傾向があります。
粘りとは、ロッドが魚の引きで適度にしなってショックを和らげ、ラインブレイクを防ぎつつ魚の動きを封じ込め、ランディングまで持ち込むための能力を指します。
そしてこの粘りに秀でたダイワ製ロッド群は他の釣り具メーカーのロッドと比較してもバレにくく扱いやすい。そんな特徴を持っています。
最も、シーバスロッドぐらいの長さでは初心者がそれを体感することは難しいかも知れませんが、5m級の磯竿となるとその差はハッキリと分かります。
初心者からベテランまで安心して使えるシーバスロッドが、ダイワのロッドです。
ダイワシーバスロッド選び7つのポイントとは
ダイワのシーバスロッドと一言で言っても様々な種類があります。
最高級モデルの「モアザンシリーズ」
中堅どころの「ラブラックスシリーズ」
そして幅広いニーズに対応する万能選手「ラテオシリーズ」
エントリーモデルの「シーバスハンターシリーズ」「リバティクラブシリーズ」「クロスビートシリーズ」
さらにモバイルタイプの「モバイルパックシリーズ」「ソルティスト」と沢山あります。
ちょいと昔はトーナメントシリーズやシーホークシリーズなど素晴らしい製品がありました。
ロッドの価格は上は8万オーバーから下は数千円クラスとかなり幅が広く、これでは初心者がシーバスロッドを選ぼうとしても迷ってしまいますよね。
そこであなたがシーバスロッドを選ぶ時に基準にするべき不変のポイントをあげていきます。
逆に言えば、ここで取り上げる事以外は枝葉末節的なことで、あなたが釣りを純粋に楽しむという要素においてほとんど無視しても良いことといえるでしょう。
1、予算はいくらか?
まず予算です。いくら最高峰のモアザンが欲しいとなっても、予算が10000円ならば潔く諦めないといけません。
シーバス入門の予算の目安ですが、ダイワ製ロッドはどれも高性能です。だからハッキリ言ってただシーバス釣るのならエントリーモデルの「シーバスハンターシリーズ」「リバティクラブシリーズ」「クロスビートシリーズ」でも十分なんです。
これらなら1万前後で購入できますから入門にはうってつけでしょう。こんなに安くても問屋や釣具屋が出している5000円以下のシーバスロッドとはアクション、軽さ、丈夫さ、仕上げ全て別次元です。
予算に少し余裕があるのならラテオシリーズより上も狙えます。このレベルになるとブランクスにHVFカーボンと呼ばれるダイワお得意のマッスルカーボンを使用していているので、周りに高級釣具を自慢してくる友人でもいないかぎり所有欲も十分満たされ(笑)、幸せなシーバスフィッシングを味わうことができます。
いくら予算が潤沢にあるからといって、いきなりモアザンなどのSVFカーボンを使用している高級ロッドを購入するのは止めましょう。SVFカーボンは軽さと感度が素晴らしいのですが、限界が低く初心者がラフに扱ったりちょっとした不注意でポッキンです。
2、自分のメイフィールドはどこか?
シーバスロッドって長さのバリエーションが多いですよね。ちょっと多過ぎな気もしますが、ちゃんとそれぞれの長さが必要になるフィールドがあるのです。
ルアーを大海原に大遠投する必要があるサーフでは10ft(1ftは約30cm)以上のロングロッドが必携だし、港湾部の台船の間にシャッド系のワームを放り込むといった使い方では7ft以下のショートロッドでないと釣りになりません。
昔からシーバスロッドのスタンダードは9ftと言われています。この長さはあらゆるシーバスフィッシングシーンに対応できる万能モデルです。
近年シーバスロッドは少し短くなって8.6ftがスタンダードとなってきましたが、こうした流れは釣具メーカーによる従来の9ftモデル所有者の買い替え促進キャンペーンだと思っています。
磯竿もそうですが、釣り竿というものは時代によってスタンダードとなる長さが微妙に変わったりします。そのうち8.8ftがスタンダードになったりするのかも知れませんね。
あなたのメインフィールドがまだ決まってない時は8.6もしくは9ftのロッドを、メイフィールドが決まっている場合はそれに見合ったロッドの長さを選ぶと良いでしょう。
ただシーバスフィッシングにハマると、最終的にはロングロッドとショートロッドの2本をフィールドに応じて使い分けることになると思います。
例えば大遠投モデルはパワー重視ですからそんなに繊細でなくて良いので、リバティークラブのパワーモデルを購入、ショートロッドは感度と操作性重視ですからラブラックスを購入なんて具合ですね。
3、移動する手段は何か?
あなたがシーバスフィッシングに向かう時、車でしょうか?電車でしょうか?人によってはバイクや自転車ということもあるでしょう。
バスフィッシングと違い、シーバスフィッシングでは流石に1ピースロッドという製品はありません。2ピースが主流です。
10~11ftクラスのロングロッドになればモデルによって3ピースになったりすることがあります。しかしそれでも釣竿ですからやっぱり長いです。9ftクラスでも2ピースだと軽自動車などではトランクに横向きに入れるのに少々苦労します。
自家用車はまだ良いです。問題は電車釣行やバイク、自転車釣行でしょう。
電車はロングロッドでは人目が気になりますし、バイクではロッドがモロに風圧を受け、キチンとパッケージングしないと非常に危険です。
そんな人には多少ロッドの感度は犠牲になりますが、パックロッドという選択肢もあるのです。特に降り出し式のパックロッドならば、かなりフットワークの軽いランガンシーバスフィッシングが可能になるでしょう。
ただ、振り出し式パックロッドは製品数が極端に少ないというのが玉にキズです。
4、専用ロッドか、兼用ロッドか?
これは、これからシーバスフィッシングを初めるあなたが、購入するロッド一本でシーバスフィッシングだけをやるのか他のソルトルアーフィッシングも楽しむのかということですね。
シーバスフィッシングだけならばシーバスに特化したあるいはスタンダードと言われるモデルを購入すれば良いのですが、例えばシーバスフィッシングとロックフィッシュを同時に楽しみたいなら少々短めの7ft台で柔らかめのシーバスロッドが最適となるし、シーバスフィッシングとライトショアジギングを同時に楽しみたいなら、少々長め10ft以上で固めのシーバスロッドが最適となるのです。
特になんの希望もないし、そもそもまだ良くわからないのなら、やはり9ftのモデルを購入すれば問題無いです。
ただ、目的が明確で無い場合はエントリーモデルで様子を見ましょう。後で必ずあなただけのロッドの好みが出てきますから、良いロッドの購入はその時が来るまで我慢すると吉ですよ。
5、持ち重りしないロッドか?
あらゆるロッドの特性の中で最も大事なポイントです。
いくらそのロッドが気に入ったとなっても、いざフィールドに立った時に持ち重り(先のほうが重く感じて手首が疲れるバランスの悪いロッドのこと)するようでは、そのロッドをへし折って投げたくなります(もったいないので絶対にやりませんが)。
持ち重りするとルアーフィッシングの生命線であるルアー操作が絶望的に疲れますし、感度も悪くなります。それに手首が腱鞘炎になり最悪試合終了です(笑)。
私は以前持ち重りするシーバスロッドで無理やりエギングやってたら手首が腱鞘炎になりました。(笑)
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6、レギュラーファーストテーパーか?
シーバスロッドのテーパーをしっかり確認しましょう。
テーパーとはロッドの性格のようなもんで、先だけ曲がる感度ビンビンだけど飛距離でない&バレやすく扱いにくいものや、全体がダルンダルンのお前はフライロッドかとツッコミを入れたくなるようなロッドなど様々なものがあります。
シーバスロッド入門用に最適なのはレギュラーファーストテーパーと呼ばれる、7:3ぐらいで曲がるモデルが最適です。
汚い絵ですみません。汗
このテーパーなら遠投もできるしルアーの操作性も良いし、持ち重りもしない上に感度も良いと正にオールマイティーな性格です。シーバスフィッシングに限らず、オカッパリからのソルトルアーフィッシングロッドは迷ったらレギュラーファーストテーパーを買っておけばモウマンタイです。
7、一目惚れしたロッドか?
最後に。
趣味ですから楽しんだもんがちです。車や恋人と同じで見た目もやっぱり大事です(批判は受け付けませんよ!)
あなたが最初に「これ欲しい!」となったのがモアザンだとしても…まぁ予算が許せばそれが幸せなのかも知れませんね。
ただ、ギラギラした装飾や見栄に支配されないで純粋に「あっ、これ使いやすそう」とか「なんだかこのロッドに愛着湧きそうだなー」となったものが案外長くお付き合いできるものです。
こればっかりは個人の価値観ですから、あなたの最高のパートナーとなるシーバスロッドをしっかりと選びましょうね。理想に近いシーバスロッドが見つかると10年以上も使い続けることになるかもしれません。私もそんなシーバスロッドがあったりします。なんとそれはダイワのエントリーモデルです。笑
以上、ダイワからシーバスロッドを選ぶとしたらどんなことに気を付ければ良いのかというお話でした。
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