フライフィッシング入門!初心者のための解説と仕掛け選びは?

表紙の画像はブラッド・ピット主演映画で、2人の兄弟の確執と絆を、フライ・フィッシングを通して描いたヒューマンドラマ「リバー・ランズ・スルー・イット」です。
いわゆる自然を愛する人の中で釣りに興味があれば、誰でも一度はやってみたいと思う釣りジャンルが「フライフィッシング」です。
恐らく釣りの中で最も気軽に入門することが難しいものの1つなのではないでしょうか?
そんなフライフィッシングを始めようと思った人に向けた考察です。
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Contents
フライフィッシングってどんな釣り?
フライフィッシングはイギリスが起源です。
フライと呼ばれる虫をイミテートした非常に軽い毛鉤を、糸の重さを使って遠くに投げて毛鉤をエサと間違えた魚をターゲットにする釣りです。
釣りの名著:アイザック/ウォルトン卿の「釣魚大全」のなかでは、フライフィッシングを「スポーツ」として捉えています。
この記述に対して、「スポーツフィッシング」を始め「野生動物を捕獲することで得られる娯楽」の意味でスポーツという語が初めて使用された例として『オックスフォード英語大辞典』は引用しています。
スポーツフィッシングという言葉はフライフィッシングから始まった言葉だったんですねー。
英国貴族のたしなみとして生まれたフライフィッシングは、その後アメリカに渡り大きな発展を遂げました。
今日のフライフィッシングのタックルやキャスティングテクニック、ウェアなどの道具や文化はほとんどアメリカからの輸入品です。
釣具にアンティーク要素が強く入るのも特徴で、他の釣りジャンルのようにリールの機能が重視されたりはしません。
まるで年代物の骨董品を扱うかのような楽しみ方があるのもフライフィッシングらしさと言えるでしょう。
もちろん全く気にしなくても良い部分ではありますが。
そして1番の特徴、それは「釣れる」ということです。
特にニジマスを始めとするトラウト族はフライが大好きです。
ルアーの例えばスプーンなどの5倍~10倍はコンスタントに釣れます。
ルアーフィッシングを嗜まれてきた人がフライにチャレンジすると、ルアーと比較して釣果という意味であまりにも強力なのでルアーそっちのけになってしまうかもしれませんね。
フライフィッシングは難しいと言われる訳は?
フライフィッシングに入門障壁があるとしたら、それは兎にも角にもキャスティングが難しいということが挙げられるでしょう。
他の釣りのように仕掛けの重みでキャスト!リールからラインが放出!とはなりません。
あらかじめリールから引出しておいた太いフライラインを投げ縄の要領で頭上でループさせタイミングよくキャストしないと、豪快に絡まったラインの塊があなたの頭の上から降ってくるでしょう。笑
また、単純に道具が高いということもあります。
フライのプロショップなどに行くと目玉の飛び出そうな高額の札が付いたタックルたちを見ることができます。
キャストもおぼつかないうちにそれらに初心者が手を出すべきではありません。
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フライフィッシングはどこから入ったらいいのか?
最初は自己投資として#5~6の10000~20000の気に入ったデザインのセット物を購入して下さい。
数字が大きいほど重い、遠投重視のタックルになりますので初心者がフライラインの重さを感じながら早くキャスティングを身につけるのに適しています。
どちらにせよ後から好みが分かってきて、より軽い番手のものを買い足すことになりますから、そうなっても使えるように最初は高番手から入ります。
そしてあまり人のいない近くの川に知人と2人で行って下さい。
その際、持ち物はフライロッド、リール、フライライン、リーダーのみです。
「何言ってるんだ?フライがついてないと釣れないだろ!」と思われるかもしれませんね。笑
ここが肝心なのですが、最初から魚を釣ろうとしても無駄です。
まずは1日(数時間でもいいです)キャスティングだけに集中して下さい。
魚を釣ろうとしてもまともにラインが飛んでいかず、どんどんフライをロストしてせっかく始めたフライフィッシング自体がキライになってしまいます。
そのための最低限の道具と、人気のない川と、こんがらがっても恥ずかしくないように心の支えとなる知人の存在が必要なのです。
だからあなたにフライフィッシングを教えてくれるコーチのような存在でもいない限り、最初からエリアなどの管理釣り場に行ってはいけないのです。
恥をかいて肩をガックリ落として、お金と時間を失って帰ってくるのがオチです。
普通の大人なら入門書などの書籍を一冊購入して、YouTubeの動画でイメージトレーニングしてから実際にキャストしてみれば、数時間もすればコツが掴めますからそんなに気負いすることもないのですが、事前に練習してからエリアなどに行けば純粋にフライフィッシングの楽しさを味わうことができますよ。
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