釣りは殺生か?キャッチアンドリリースとイートの間で揺れる深層心理とは

私は一時、精神的に釣りをすることができなくなりました。
あることをキッカケに、釣り竿を握ることができなくなったのです。
なぜか・・・。
その原因を一言で言うと「生き物を殺める罪の意識」です。
今回はそんなテーマで悩んだ過去の私の体験談をお話します。
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釣り人は罪深い生き物なのか・・・
釣られた魚が可哀想・・・。
だから釣りなんて最低の行いだ・・・。
あなたもそんな経験、心の葛藤はありませんでしたか?
過去の私がこのテーマで頭を悩ませ、釣り竿を握れなくなるまでになったキッカケとは、例のブラックバス問題となんでもない友人の一言でした。
ブラックバス問題とは、生物多様性を議論の中心とした決着の付かない問題ですね。
それぞれに主義主張があり善悪も立ち位置によって変わるので、今回このテーマには触れません。
ただ、私が頭を悩ますキッカケの一つになったことは確かです。
そしてもう一つのキッカケ、なんでもない友人の一言とは、たまたま釣りをしてみたいと言い出した違う友人が発した言葉です。
その日私は彼が一度やってみたいという素朴な釣り、「のべ竿を使った海の小物ウキ釣り」に連れて行きました。
秋の釣りに調度良いシーズンだったこともあり、様々な魚たちが私たちに顔を見せてくれました。
私はてっきりその友人が喜んでくれるかと思いきや、出てきた言葉は
「うわ~!魚が可哀想!」・・・!?
彼は釣り針が口にかかった魚たちを見て悲鳴を上げ、そっと海に返していたのです。
確かにその日の釣りは食べることが目的ではなく、純粋に色々な魚を見たかったというものでした。
つまりキャッチアンドリリースですね。
でも友人の笑顔を期待していた私を待っていた想定外の彼の悲鳴にすっかり意気消沈し、ブルーな気分で帰路に着いたのでした。
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釣り人って・・・悩みのはじまり
私は一度悩みはじめたらとことん悩むタイプです。
その時の私は今まで無邪気に楽しんでいた釣りという行為の罪深さに対して、どう対処して良いのか分からず、まずは会社の釣り好きに相談しました。
帰ってきた答えは
「はぁ?殺生?なんだそれ?」
と明らかにお前は馬鹿かと言わんばかりの返答でした。
やはり自分の考え過ぎなのか・・・。
そこで私はネットに答えを求め色々検索してみました。
しかしこの議論は大抵炎上し、どこのサイトもいつまでも決着のつかない泥沼試合のようでした。
中にはこのテーマのデリケートさにつけこみ、わざと人の感情を逆なでするような質問を繰り返し注目を集める「釣り」(ネット用語)をしている人たちもいました。
違う、そんなんじゃないんだ。
私はネット上をしばらく彷徨いましたが見つかるのは酷いサイトばかり。
釣りという行いの核心を突く個人ブログなどになかなか辿りつけませんでした。
じゃあ過去の人達に聞いてみよう!
そう思った私は横浜中央図書館に暫く通いつめました。
過去の釣りを楽しんだ作家や、生粋の釣道楽の人、私と同じように罪の意識にさいなまれた釣り人たちがきっといたはずだ!
そう信じて本を読みふけりました。
しかし読んでも読んでも、この問題の納得できるような答えが見つからず、私は途方に暮れました。
そうして悩む日々が数ヶ月続いた後、私は改めて釣りの魅力について様々な視点から考え直してみることにしたのです。
その中にもしかしたら答えがあるかもしれない・・・そう思った私は心理学の本を読み漁りました。
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