南伊豆ヒリゾ浜へアクセス!海水浴キャンプと宿泊民宿地図、混雑状況は?シュノーケリングツアーも

風光明媚な観光地、南伊豆。
その最南端に、夏の熱いレジャースポットがあります。
伊豆ジオパークとして登録されている、伊豆に残された最後の秘境「ヒリゾ浜」です。私はヒリゾ浜が大好きです。
表紙出典:http://www.nakagi.jp/hirizo/
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Contents
ここは伊豆のセブ島?抜群の透明度を誇るスーパーシュノーケリングスポット、ヒリゾ浜とは?
ヒリゾ浜伊豆半島南伊豆の最南端に位置します。
伊豆半島は関東に広がる4つの大きなプレートの中のフィリピン海プレート唯一の大地であり、その先端部にあるのが「ヒリゾ浜」です。
出典:http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/
ヒリゾ浜は国内で25番目のジオパークに選ばれています。
このエリアの海は抜群の透明度を誇り、キャンプ・海水浴客をはじめ9月のシュノーケルの全国的な聖地として知られ、本州NO1の座を保持しています。
別名「伊豆のセブ島」。
近くには観光名所「石廊崎」があり、両区間を結ぶ海岸線の海はとにかく綺麗で自生のサンゴが沢山あります。
出典:http://www.minami-izu.jp/entry.html?id=11366
伊豆最南端ということもあり潮通しも抜群で、年によっては黒潮も接近するので大型回遊魚などがダイバーたちを出迎えます。
出典:http://www.minami-izu.jp/entry.html?id=11366
思わずため息が出る美しさですね。
インターネットが普及する前は地元の方のみがひっそりとヒリゾ浜の海を楽しまれていたようですが、近年のシュノーケルブームで知名度が上がりシーズン中は非常に混雑する状況になりました。
それでも有志たちによるボランティア活動をはじめ毎日行われる清掃によって、ゴミ一つ見当たらない美しい景観を維持しています。
運営側に感謝ですね。
ヒリゾ浜の行き方は?
電車の場合は伊豆急下田駅からバスで45分、タクシーで30分です。
伊豆急行アルファリゾート21で行くと東伊豆の絶景を楽しめて最高です。
車の場合、東伊豆の海岸沿いルートを走るか、中伊豆、天城越えルートがありますが、連休中は恐ろしいまでの渋滞を覚悟せねばなりません!おすすめは深夜時間帯に移動です。どちらにせよ、最後は南伊豆町を通って、県道16号線の中木地区で、T字路を中木海岸方面へ左折します。
ヒリゾ浜へ向かう途中、あいあい岬という無料の展望台があります。ここは南伊豆の素晴らしく雄大な景色を堪能することができます。海が青い。空が青い。右の方にトガイ浜が見えますね。
ヒリゾ浜へのアクセスは船のみで、陸路では辿り着くことができません。
渡船業者に渡してもらいましょう。
現地の天気、波の高さ、混雑状況などを把握できるライブカメラです。
中木ライブカメラ
現地の地図です。
正に伊豆の最南端ですね。
ヒリゾ浜の宿泊できるところは?
現地マップです。
出典:http://www.minami-izu.jp/entry.html?id=11366
沢山の民宿がありますね。
ダイバー向けな宿、アットホームな宿、釣りも可能な宿、ペンションスタイルの宿等、バリエーション豊かです。
宿泊の予約が取れれば駐車場は確保されるようです。
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駐車場に着いたら
宿泊予約をしている場合は係員にその旨を伝えましょう。
日帰りの場合は駐車料金1日1,000円掛かります。ここで受け取る駐車券は車のフロントガラス下などに置いておき、帰りに返すので無くさないようにしましょう。誘導員の指示に従い、漁港に車を停めます。
こんな感じで、夏はいつも混んでいます。
朝の7時ぐらいになれば、中木のホームページで駐車場混雑情報が配信されますので参考にしましょう。
チケット販売受付所に行き、受付でヒリゾ浜渡船往復チケットを買います。
こちらに今日のヒリゾ浜の状況が書いてあります。透明度や、波のうねり、潮、水温などです。行く度に変わります。
渡船について
渡船料金です。
大人(中学生以上)1500円
小人(4才以上~小学6年生)500円
渡船運行時間
AM8:30~PM4:30 ※時期によって変わります。
なお、受付のとなりにはトイレと更衣室があります。どちらも無料で利用できます。
チケットを買って準備が整ったら早速渡船に乗り込みましょう。10分間隔ぐらいで船が出ているので、すぐに乗ることができます。
渡船は想像よりも速く、少し波のある日だとジェットコースターのように上下動します。波を頭から被り悲鳴を上げる人もいるので、濡れても大丈夫な格好で乗って下さい。
ヒリゾ浜についたら、アスレチック風の桟橋を渡ります。これが結構楽しいです。子供なら大はしゃぎです。
ヒリゾ浜へ行ったらどう楽しむ?
やはりなんといってもシュノーケリングでしょう!
ぜひ今年の夏はシュノーケルセットを買って透明度抜群の海で素潜りの楽しさを味わってみて下さい!
きっと美しい水や魚たちに心奪われて、いつまでもいつまでも泳いでいたいと思ってしまうかもしれません。
ヒリゾ浜の魚たち
出典:http://www.minami-izu.jp/entry.html?id=11366
シュノーケルを楽しむために持っていくと良いグッズ
私がヒリゾ浜に渡る時は、いつもこの写真の装備です。
- シュノーケルセット
- マリンシューズ
- 小型サンシェード
- 銀マット
シュノーケルセットとマリンシューズ
シュノーケルセットは安いものでも構いませんが、マスクがしっかり顔の形に合うものを選んで下さい。
海遊びに慣れていな人でも楽しめるシュノーケルセットは?お手軽コンパクトが決め手
マリンシューズは無くてもシュノーケル可能ですが、ヒリゾ浜はゴロタでかなり岩ゴツゴツです。
当然海中にも岩がありますので、ストラップタイプの足ヒレだと踵を岩やサンゴで切る恐れがあります。そうなれば即シュノーケル終了で撤退です。それでは悲しすぎるので、マリンシューズを履いていきましょう。なるべく足にフィットしたものを買って下さい。砂が入ってこなくて痛くありません。
サンシェードと銀マット
ヒリゾ浜は崖下のゴロタ浜なので、殆ど日陰がありません、日中は日射病になりますので、サンシェードは必携です。私はAmazonの定番コンパクトサンシェードを使っています。2,000円そこらで買える割に、しっかり作られていてフルクローズできるので、簡易更衣室にもなるスグレモノで重宝しています。ヒリゾ浜はフルクローズテントが原則禁止されているのですが、使用中はオープンにしておけば問題ないでしょう。
普段のヒリゾ浜はスペースの確保に苦労します。下の画像の通りです。このサンシェードの大きさは横幅が150cmで、狭いヒリゾ浜でもササッと広げることができる機動性が良いですね。
このコンパクトさでも、夫婦二人で問題なく使えています。
銀マットはアウトドアにも使えるキャプテンスタッグの定番キャンプ用マットです。何度も言いますが、ヒリゾ浜はゴロタ浜です。サンシェードだけで座ると、岩だらけでめちゃくちゃ痛いですし、最悪サンシェードが破れます。でも銀マットがあればなんとか座ることができます。
アウトドア用なので少々長めですが、余った分は丸めておけば大丈夫ですし、海水浴以外にも様々な使い道があります。安いので汚れたら新しいものを買えばOKですし、ゴムバンドでコンパクトに収納できるので使いやすいです。
その他の持ち物
後はいつもの海遊び道具で問題ありません。
飲みものやタオル、日焼け止め、ラッシュガードなどですね。他にはダイソーで500円で売っているシリコン製の大型洗濯カゴなんかがあると、帰る時にラッシュガードなどの濡れもの汚れものなどをぽいぽい放り込めるので便利ですよ。
手ぶらで行ってもシュノーケルを楽しめる
中木マリンセンターにはフィンやシュノーケルセット、ライフジャケット、ウェットスーツなど気軽にレンタルできますし、マリンシューズなどの販売(2,000円ぐらい)もしています。思いたったらすぐに楽しめる環境が整っています。
ランチもできる
中木には双葉食堂という大きな飲食店があります。食事の他にビールなどもあるので、海から上がったら一杯飲むこともできますよ。
ヒリゾ浜注意事項
シュノーケルで最も危険なものは、サメでもウニでもクラゲでもありません。小型船です。海に潜っていると小型船の音が聞こえないことが多く、船側からしても潜っている人に気付けない時があります。もしスクリューに巻き込まれたら大怪我をします。絶対に船の航路では泳がないで下さい。
また、ヒリゾ浜の沖に浮かんでいる白いブイよりも外には行かないで下さい。潮の流れが大変速く危険です。潮通しが良いからこそヒリゾ浜の透明度が保たれているのですが、人間が必死に泳いでも流されてしまうほどの速さです。一応監視船が沖で停泊していますが、気を付けて下さい。
衛生面ですが、トイレなどの施設はヒリゾ浜にはありません。渡船で港に戻る必要があります。お子さんが急にもよおすことも十分に考えられるので、お父さんお母さんは常に見守ってあげて下さい。
ゴロタ浜には尖った岩やガラスなどが落ちていることもあります。素足などでは行かないで下さい。最低でもビーチサンダルを履くなどして、ケガを防止しましょう。
ヒリゾ浜行き渡船が欠航したら
ヒリゾ浜は大変綺麗な海ですが、外洋に面しているため海況が悪くなるとすぐに欠航してしまいます。安全第一ですし、行く前にネットに情報が出ていれば良いのですが、着いてみたら欠航していた!とかだとあんまりですよね。
そんなときは漁港右側にあるトガイ浜がおすすめです。下の画像はヒリゾ浜の波が高くなり欠航になってしまった時のヒリゾ浜です。
奥には白波立ったヒリゾ浜が見えますが、向こうが波高く危険な日でも、こちらは内湾なので比較的波が穏やかなことが多く、子供でも泳げるレベルです。魚の数はヒリゾ浜ほどではありませんが、それでも十分に楽しめます。
人も少なくプライベート感覚なので、私はトガイ浜も大好きです。
ゴロタの大きさもヒリゾ浜より小さく、そのまま寝ころんでも温かい石が背中に当たってとても気持ち良いです。私は海から上がったら天然岩盤浴として活用しています(笑)。
最後に
ヒリゾ浜に行くときは、くれぐれも安全だけにはお気を付けください。
ふやけた手でサンゴなどを触ると手をケガしてしまいますし、体調の悪い時は無理をせず、美しい海を眺めながら浜でくつろぐのもまた贅沢な時間です。
それにゴミを残さない、他人に迷惑をかけないなどの最低限のマナーやルールは守りましょうね。あくまでもヒリゾ浜への渡船は地元の人達の好意で維持されているということを忘れないで下さい。いつまでもこの貴重な自然であるヒリゾ浜を愛し、子どもたち世代に残していきましょう。
あ~この記事書いてたらまた行きたくなってきたなぁ。(^O^;)
私など、渡船でシュノーケルと磯釣りを交互に楽しんで、余裕で一ヶ月は中木にステイできそうですよ。
夢ですな~。笑
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