渓流ルアーフィッシングテクニック①初めての一匹までの釣り方とは?

とても美しい日本の渓流。
山岳国家日本は、世界的に見ても非常に川の多い国です。また流れが速く、川幅が細く、水が綺麗なことが特徴です。
そんな環境に住む渓魚たちと戯れる渓流ルアーフィッシングは、初心者にはなかなか敷居が高い釣りとして認識されています。私もルアーフィッシングから入門しました。今でも大好きです。
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渓流でのルアーフィッシングは難しい!?最初の一匹への道
まず渓流の定義とはなんでしょうか?
渓流とは山間を流れる川のことで、源流域と清流域の中間のことを指します。源流とは、山奥の人が普段踏み入れることの無いエリアのことであり、ヘルメットやロープ、ザイル等、重装備をして挑みます。
清流は良く鮎釣りが行われるような、かなり川幅も広く、水流も豊富なエリアのことです。渓流は首都圏からでも車で簡単にアクセスできるため人気があり、有名エリアは川釣りファンでいつも賑わっています。
渓流で行われる釣りは大きく分けて、餌釣り、ルアーフィッシング、フライフィッシング、テンカラの4種類です。
最も多いのは餌釣りでしょう。また、釣果も手堅く昔から「ミャク釣り」とも呼ばれ親しまれてきました。
フライフィッシングは海外から入ってきた釣りで毛鉤を使うことが特徴です。もとはイギリスで生まれたものです。釣りはこれ一本という方も多く、難易度の高いキャスティングやタイイング等楽しむ要素が沢山あります。
テンカラは日本古来から漁師が行ってきた釣りです。フライに似た毛鉤を使い、リールのないのべ竿で長い道糸を繰り出し、忍者のように渓魚たちにアプローチします。もともと漁師道具なのですから、効率という点ではこの釣りが一番かもしれません。
ルアーフィッシングは渓魚たちの肉食性に合わせた釣りとなります。道具もシンプルで(テンカラには敵いませんが)とっかかりやすく初心者向けと言えるでしょう。ただし簡単に釣れるという意味ではありませんよ。とりあえず形にはなるということです。
美しい山間の風景と綺麗な空気、澄んだ水、そしてなにより宝石のような渓魚たちのキラメキに心奪われる人も多い。そんな釣りジャンルです。ぜひ、ため息をつくほど綺麗なヤマメやイワナと出会うために渓流を目指し、苦労を乗り越え、目標を達成してみてください。
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ちょっと待った!実はお金がかかる日本の渓流
しかしなぜ一般的に渓流というジャンルの釣りは初心者向けでは無いと言われているのでしょうか?その理由の一つとして「有料」ということがあります。
日本の代表的な内水面はほぼ全て地元の漁業組合が管理しており、水産資源の調整を行っています。海釣りなどと違い、どこでも無料で竿を出すとはいかないんです。
なぜか。
それは、川の魚が非常に貪欲であることが理由の一つです。海に比べて圧倒的に狭く、運動量の多い川という条件で渓魚たちが生き残るには、常に貪欲にエサを探し捕食しなければなりません。
常に泳いでいるのでエネルギーを沢山必要とするのに、水が澄んでいるということはそれだけ水中の栄養が少ないという意味であり、エサの絶対数も少ないです。彼らはなりふりかまってられないのです。エサとあらば水中だけでなく、時には水上までジャンプして虫やカエル、そしてヘビまで!捕食してしまいます。
ただし、警戒心はすこぶる高く、人の気配を感じるとあっという間に逃げてしまいます。そんな警戒心の高い彼らでも、やはり人間の知恵には敵いません。いればいるだけ釣られてしまうのです。そこで漁業組合の出番となります。
組合による環境保全、稚魚放流、産卵期の保護、密猟者の取り締まり。そう。勝手に渓流で渓魚を釣るということは密猟者扱いです(笑)。テクニック以前の問題ですね。
私も最初は分からずに、密猟してしまったことがあります。見つかったらペナルティ料金がかかってしまうので気を付けましょう。
どこの川も一日千数百円で入漁券というものを購入することができます。その券を買って楽しんでくださいね。川の流域のいたるところで入漁券、または釣券販売と書かれた旗が立てられていますので、そちらに立ち寄って購入がてら、川の状況などを聞くと良いでしょう。
続きはパート②で
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