ダイワリールDV-1 価格に対する評価はイマイチでもちょい投げに最適

ダイワは日本一の釣具メーカーです。
ここが販売している商品で、ロッド・リール・バッグを1つにしたタックル「DV1」というものがあります。TVのザ・フィッシングや雑誌などで度々紹介されるので、DV1に対する私の評価を書きたいと思います。
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コンセプトは素晴らしいダイワの初心者向けタックル・DV1
DV1はダイワの提唱するフリースタイルフィッシングの代表格的な釣具です。まぁシマノも同じようなものを展開していますが、ダイワほどこのカテゴリーに熱心ではありません。
まず、このDV1と言う商品は釣具を買ったことのない人の気分を盛り上げる仕掛けが満載です。まず商品コンセプトが楽しい。コレ1つと、後はエサ、仕掛けがあれば釣りを楽しめるというのは説得力があります。
それと、この商品オリジナル装備であるフィッシングポッドというカメラのミニ三脚のようなちょい投げ用のスタンド。これは良いと思いました。私も防波堤釣りに一個欲しいです。
そしてなによりロッドが五目釣りに適していてデザインがカッコいい。魅力は以上です。笑
ザ・フィッシングなどでは度々ちょい投げやロックフィッシュ、ゆるーいエギングなど何でも釣りに使用していますが、あのような釣りに使うタックルは何でも良いはずです。もっと安いタックルで十分です。
釣り場でDV1を見かけたら、「わ~楽しそう!良い物買ったね!」とはならず「う~んもっと安いのでよいのでは・・・」となってしまいます。定価17000円もの予算があるならもっと上質でまともなタックルが揃います。
DV1の販売攻勢について
釣り中級者以上の方は”分かっていてあえて買う”のでしたら問題ありません。ロッドがカッコいいから買うとか、ポッドだけ欲しいから買うとか、バックが便利そうだから買うとか。でもこのタックルを買って末永く使おうと思ったら少々厳しいです。
まず価格。正直この商品クォリティーに対して高いです。ロッドもバッドリングなど色々装飾が施されていてはいますが、調子はダルく、カーボン含有率はそこそこでも持ち重りします。
ロッドブランクスの巻き角度にかなりの急テーパーが付いているため、ビギナーでも扱えるよう頑丈に作られてはいますが、こういう急テーパーは安価に製造できます。
そして使用しているガイドや先の方に重心が偏った重量バランス、振り切った時の手に残る振動などから判断して、売価8000円行かないと思います。
バッグも見た目は良いですが素材がヨレヨレで、単品ですと2000円相当の作りでしょう。
極めつけはリール。これはダイワのエントリークラスの構成です。ベアリングの数は重要ではありませんが、ダイワ最廉価モデルのスプリンターRと同じ金型であるこのリールは、単品販売では2000円ほどの価値しかありません。
全部足しても12000円…。
これではボッタクリです。
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ダイワとシマノのモノ作り思想の違い
まず、私はダイワさんが大好きです。磯の装備などみんなダイワです。次にシマノさんが好きです。モノ作りの姿勢に関しては完全にシマノ派です。ダイワさんは高価なモデルに関しては素晴らしい作りとなっていますが、エントリークラスの出来はシマノさんとはエライ差があります。
DV1はいつものダイワさんらしいワクワクする遊び心ある貴重な商品コンセプトなのですから、せめて実売価格13000円程度に押さえるべきでは無かったのでしょうか?
商売上手といえばそうなのかもしれませんが、釣りに詳しくない初心者さんをそういう見かけだけの方向性で取り囲んでも、真の釣り人が育たず将来的にダイワさん自らの首を締めることになりませんかね。
ダイワさんは外国人モデルをファッション販売攻勢に使ったりと色々トライしていますが、日本にもともとある流麗なワビ・サビや陰影の醸し出す独特の精神性をプロダクトに完全反映できる企業体力を持つのはダイワさんだけなのですから。
偏見ですかね。偏見ですよね。
難しい問題ですね。
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